投稿日:2008-07-01 Tue
デジタルカメラが普及し、ほとんどの人が自宅で写真を印刷していると思います。その一方で、いまだにフィルム(銀塩)カメラを使っている人もいることでしょう。
ご存知の方もいるかも知れませんが、カラーフィルムの現像は自分でやるにはかなり難しいです。
そこで「写真屋」の登場となる訳なのですが、デジタルカメラ全盛の現在において、そのシステムは完全に崩壊しました。
「崩壊」は直接的、間接的の二つの角度から起きています。
直接的はフィルム(銀塩)カメラのユーザーが減少したこと。
つまりフィルムの現像が少なくなった訳です。
単純に考えれば「デジカメからのプリントを増やせばプラスマイナスゼロ」と言えるかもしれません。
ところがそんなに単純ではありません。
フィルムの現像が少なくなるということは、フィルムの現像液を使う機会が少なくなったということ。
現像液というものは「鮮度」が命です。
使っていないと「鮮度」は落ちるのです。
劣化した現像液では良い写真ができる訳がありません。
あなたはお金を払って出来の悪い写真を受取るのですか?
お店も当然そんなことは分かっています。
とりあえず現像液の交換の頻度を上げるなどの対策を取りますが、これにはかなりの費用がかかります。
直接的なダメージを受けた店には、これは想像以上に深刻な問題です。
資金のない店は質が落ちていくのを黙って見守るしかない…辞めるしかない…
というのが現状でしょう。
かつて写真屋は街中に溢れかえっていましたが、数年後にはそのほとんどが姿を消すことでしょう…
投稿日:2008-01-09 Wed
私は十数年、写真店にて勤務しておりましたが、いわゆる「心霊写真」というものを実際に見たことがありません。私自身、霊感があるかないかと言ったら、「無い」方だと思います。
しかし子供の頃から恐いモノ見たさで、かなり好んでその手の本を読んでいました。
今でもその手のTV番組は結構観ています。霊感はありませんが、「霊の存在」というものは信じています。
初めてお客さんの写真を「検査」した時から「生」心霊写真を見てみたいと思って見ていました。
ですが、最初に言った通り一度も見ることができませんでした。
今までに何千、何万、何千万、いや億かもしれない枚数の写真を見てきましたが、一度も見たことがありません。
「それらしい」モノは何回か見たことがありますが、それらは総て明らかにニセモノでした。
つまり「二重露光」「反射」「写り込み」のいずれかです。これはネガ・カメラ・フィルムの状態で、はっきりと分かります。
もちろん検査のときに一枚一枚じっくりと時間をかけて見ている訳ではありませんが、どんなハイスピードの検査の中でも異常な点があれば分かります。気付きます。(もともと「検査」とは「ゴミ焼き」「色調・濃度不良」などを見つけて再プリントしているので)
でも無いんです…「心霊写真」を見たことが…
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投稿日:2007-12-18 Tue
今はデジカメのおかげで写した写真はすぐ見ることができますが、それ以前は写真屋で現像しないと見る事ができませんでした。自分で写した写真が「ちゃんと写っていないかもしれないから」とか「変な顔で写っているから」といって、仕上がった写真をこっそり隠れて確認したなんて経験ないですか?
実はその写真はあなたが最初に見ている訳ではありません。
写真をプリントする人つまり写真屋の従業員が最初に見ています。
でも一応ご安心下さい。
何も興味本位で見ている訳ではありません。
プリントをするためや仕上がりの検査のために見ているのです。
「仕事」ですから写っているものに対して特別どうのこうのは言いませんし、考えもしません。
そういった意味ではやはり初めてみているのはお客さんであると言えますね。
しかし!
とはいってもやはり「人間」が見ているので多少は感情が動きます。
つまり変な写真があれば、噴出してしまいますし、従業員同士で話題にして笑ってしまいます。
Hな写真がくればマジマジと見ています。
最近ではあまり責任を感じないアルバイトが多くなっています。
隠れたところで、あなたがいないところで「あなたの写真」がどんな扱いをされているか…
これは安易に想像できることでしょう。
もちろん全部ではないですが、実際に起きていることです。
デジカメができて本当によかったですね!
クリエイター向け最新お仕事情報
投稿日:2007-11-21 Wed
今やだいぶ使っている人は少なくなってしまいましたが、写真のフィルムの話です。デジカメ全盛期の現在では、カメラで写したらすぐに、今、写した写真を画像で確認できますが、以前はフィルムを写真屋さんなどに持っていき、ちゃんと写っているかドキドキしながら仕上がりを待っていたものです。
そして時には何も写っていないネガだけを「未露光」と言われて返されたという経験がないでしょうか?
「未露光」とは何だか分からず、釈然としないでがっかりしてスゴスゴと帰った経験はないでしょうか?
「未露光ネガ」とは露光されていないネガのこと。つまり、写されていない状態のネガのことです。
「ちゃんと写したはずなのに?」と不思議がったり、腹が立ったりする人もいることでしょう。
私も店でお客さんによく泣かれたり罵声を浴びせられたりしました。ひどい時には「あなたが消してしまった!」とあらぬ疑いをかけられたりしたこともありました。
ちなみに現像する前に写っているか「分からないのかーーー」とよく怒鳴られましたが、写っているかいないか分かるのが「現像」なので、それは無理難題です。
ただ経験を積めば「まったく使っていない」フィルムは、ある程度「感じ」が違うので分かるときもありますが、それも百パーセントではなく予感が外れることもよくあるので確実に分かる方法はやはり「現像」ですね。
「未露光ネガ」となる原因はそのほとんどがフィルムの装填ミスです。
つまりちゃんとフィルムをセットできていなかったということです。
フィルムがきちんと巻き取られずカメラ内で空回りしていて露光できないのです。写らないのです。
よく写真屋の店員に装填をお願いしても断られるのはこの「装填ミス」が怖いからです。
次に意外と多いのが「まったく写していない」フィルム、つまり「使っていない、新しいフィルム」。
当然、現像しても何も写っていません。単純に勘違いです。
その他に多いのが「不良品」。と言ってもフィルム単体のことではなくレンズ付フィルム(通称使い捨て)の場合。
このレンズ付フィルムは製造メーカーがフィルムの装填をするのでメーカー責となります。
(結局はこの場合も装填ミスなんですが…)
例外としてあるのが偽装。
聞いた話ですが、現像の際の作業ミスを隠すため、全く別の新しいフィルムを現像「未露光」として強引に処理、納得させるということが現実あるらしいです。
まったくひどい話です。
極々一部のこういう人、店、業者、会社がいるので信用されないのですよ!!
どの業界でもあり得る話ですが、まさに「正直者は馬鹿をみる」です。
でも「疾しい事」は必ずいずれバレるものです。
昨今のニュースで憔悴しきったかつての英雄さんたちの姿をみると、私は馬鹿で良いので「正直者」でいようと思っています。
いいもの通販ii2
投稿日:2007-11-06 Tue
デジカメの急成長は写真業界にとても大きな影響を及ぼしています。それも良い影響では無く、写真ビジネスの根底を揺るがす影響です。
確か5年くらい前に「銀塩はなくならない」という記事を読んだ記憶がありますが、今やそれが誤りだと気付く人が多いでしょう!
2年くらい前にコニカミノルタが写真事業を止めました。
それまでのミニラボ店の印画紙・現像液はコニカミノルタと富士が約7割を占めていたと言っても過言ではないでしょう。
そのコニカミノルタが止めたとなるとその影響は…想像できるでしょう?
当然その原因はデジカメにあります。携帯にあります。
前回フィルムが売れなくなったと書きましたが、売れないということは使わなくなった訳で、写真店で現像しなくなったのです。現像するものがなくなったのです。
フィルムの現像液はある一定の本数を処理することを前提に作られています。
その一定の本数が処理できなくなると、当然のごとく品質レベルが落ちます。
現像液のレベルがただ落ちるだけではなく、写真(ネガ)の品質を落とします。
つまり、キレイに写しても汚く仕上がってしまい、最悪修正できなくなります。
昔に良い写真屋の選び方の一つとして、処理本数の多さを挙げている記事を読んだ記憶がありますが、15年くらい前には一日200本処理していた店が現在平均30本がやっと…
現像レベルが下がっている上に、最近では値上がりもしています。
15年前に比べると現像液自体の性能は格段に向上していますが、本数減少のスピードには敵わず…
写真業界の各分野でもいろいろな対策を講じていましたが、その一角のコニカミノルタが写真事業から撤退…
でもこんな時代を揺るがす出来事も、業界を知らない人や普段写真をほとんど撮らない人にとっては、まったく実感がないのでは?
「写真」ってとっても身近で、まったく未知の世界…
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